認知症になっても地域の中で安心して生活ができるように
現在、高齢者の約4人に1人が認知症または予備軍と言われています。今後も高齢化の進展 に伴い、認知症の人はさらに増えていくことが予想されています。 「認知症」は誰もが発症する可能性がある身近な病気です。認知症になっても、本人の意思が 尊重され、できる限り住み慣れた環境の中で地域の一員として暮らし続けていける地域づくりが 必要になっています。 認知症について心配のある方は、認知症初期集中支援チームへご相談ください。
認知症初期集中支援チームとは
認知症初期集中支援チームとは、医療・介護の専門職、そして認知症の専門医で構成される チームです。病院の受診や、介護サービスの利用ができていない認知症の心配がある方に対し、 できるだけ早い段階で医療・介護サービスなどの様々な支援に結びつけて、認知症の進行を 抑えることを目的に活動しています。
対象となる人は
40歳以上の村民で、自宅で生活をしており、かつ認知症が疑われる方や認知症の方で 治療中断もしくは、鑑別診断を受けていない方
どんな相談ができるの
- 医療や介護のサービスを利用したいがどうしたらよいかわからない
- 認知症の診断を受けたいが、うまく受診につながらない
- 認知症による症状が強く、介護や対応に困っている
- 認知症の治療を断念してしまって、どうしたらよいかわからない
活動内容
- ご家庭を訪問し、ご本人やご家族の支援を行います。
- ご本人やご家族の生活上での困りごとを一緒に確認します。
- ご本人やご家族の心理的なサポートを行います。
- おおむね6ヶ月を目安に、本格的な介護チームや医療につなげていくために集中的に支援を行います。
- その後は、お近くのケアマネジャーや介護事業所等に引き継ぎ、サポートをします。
- 引き継ぎ後も支援がスムーズに行えるように、かかりつけ医や関係機関と連携や情報共有を行います。