(趣旨)

第1条　この条例は、消防組織法(昭和22年法律第226号)第18条第1項、第19条第2項及び第23条第1項の規定に基づき、消防団の設置、名称及び区域並びに非常勤の消防団員の定員、任用、給与、分限及び懲戒、服務その他身分取扱いに関し、必要な事項を定めるものとする。

(設置)

第2条　榛東村に消防団を置く。

(名称及び区域)

第3条　消防団は榛東村消防団と称し、その区域は榛東村全域とする。

(定員)

第4条　消防団員の定員は、145人とする。

(任命)

第5条　消防団長は、消防団の推薦に基づき村長が任命し、消防団長以外の団員は、次の各号のいずれにも該当する者の中から村長の承認を得て消防団長が任命する。

(欠格事項)

第6条　次の各号のいずれかに該当する者は、団員となることができない。

(退職)

第7条　団員は、退職しようとするときはあらかじめ文書をもつて任命権者に届け出て、その許可を受けなければならない。

(失職)

第8条　団員は、次の各号のいずれかに該当するときは、その職を失うものとする。

(分限)

第9条　任命権者は、団員が次の各号のいずれかに該当する場合においては、これを降任し、又は免職することができる。

(服務規律)

第10条　団員は、団長の招集によつて出勤し服務するものとする。

第11条　消防団長は、火災その他災害現場においては、渋川広域市町村圏振興整備組合消防本部消防長又は消防署長の所轄のもとに行動しなければならない。

(懲戒)

第12条　任命権者は、団員で次の各号のいずれかに該当する者があるときは、榛東村消防団員懲戒諮問委員会に諮問し、これを懲戒するものとする。

第13条　前条の懲戒は次の区分によりこれを行う。

(懲戒の猶予)

第14条　任命権者は、懲戒に該当する行為があつた団員のうち、情状により斟酌すべき点がある者に対しては、その懲戒を猶予することができる。

(給与)

第15条　団員の報酬及び費用弁償の額並びにその支給方法は、榛東村消防団員の報酬及び費用弁償等に関する条例(平成8年榛東村条例第18号)の定めるところによる。

(公務災害補償)

第16条　村長は、団員が公務により死亡し、負傷し、若しくは疾病にかかり、又は公務による負傷若しくは疾病により死亡若しくは心身障害となつた場合は、その者又はその者の遺族若しくは被扶養者に対して公務災害補償を行う。

(退職報償金)

第17条　消防団員が退職した場合においては、その者(死亡による退職の場合には、その者の遺族)に退職報償金を支給する。

(委任)

第18条　この条例の施行について必要な事項は、村長が別に定める。