子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)のお知らせ
子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)の個別勧奨再開について
平成25年4月1日から予防接種法に基づく予防接種となった子宮頸がん予防ワクチン(以下「HPVワクチン」)は接種後にワクチンとの因果関係を否定できない継続的な疼痛が特異的に見られたことから、市町村による積極的な勧奨を一時差し控えていました。
その後、令和3年11月26日に開催された国の「厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会」において、ワクチンの安全性について特段の懸念が認められないことが確認され、接種による有効性が副反応のリスクを明らかに上回ると認められたことから個別勧奨が再開されることとなりました。
ヒトパピローマウイルス感染症に係る定期予防接種の今後の対応について(厚生労働省通知)(PDFファイル:167.4KB)
その後、令和3年11月26日に開催された国の「厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会」において、ワクチンの安全性について特段の懸念が認められないことが確認され、接種による有効性が副反応のリスクを明らかに上回ると認められたことから個別勧奨が再開されることとなりました。
ヒトパピローマウイルス感染症に係る定期予防接種の今後の対応について(厚生労働省通知)(PDFファイル:167.4KB)
子宮頸がんとは?
子宮頸がんは、子宮頸部という子宮の出口に近い部分にできるがんです。子宮頸がんは20代から30代で急増し、日本では毎年、約1.1万人の女性が病気にかかり、さらに、毎年約2,900人の女性が亡くなっています。
子宮頸がんのほとんどが、ヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスの感染で生じることが分かっています。HPVはごくありふれたウイルスで、多くのヒトが感染し、その一部が子宮頸がんを発症します。100種類以上の遺伝子型があるHPV中で、子宮頸がんの約50から70%は、HPV16型、18型感染が原因とされています。HPVに感染しても、多くの場合ウイルスは自然に検出されなくなりますが、一部が数年~十数年かけて前がん病変の状態を経て子宮頸がんを発症します。
子宮頸がん(国立がん研究センターがん情報サービス)
子宮頸がんのほとんどが、ヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスの感染で生じることが分かっています。HPVはごくありふれたウイルスで、多くのヒトが感染し、その一部が子宮頸がんを発症します。100種類以上の遺伝子型があるHPV中で、子宮頸がんの約50から70%は、HPV16型、18型感染が原因とされています。HPVに感染しても、多くの場合ウイルスは自然に検出されなくなりますが、一部が数年~十数年かけて前がん病変の状態を経て子宮頸がんを発症します。
HPVワクチンと副反応について
HPVワクチンは接種することによって体内に抗体をつくり、HPVの感染を防止します。現在、定期接種で接種できるHPVワクチンは、国内外で子宮頸がん患者から最も多く検出されるHPV16型及び18型のウイルス粒子を含んでいるワクチンです。
ワクチンの種類
令和5年4月1日より、定期接種として2価ワクチン(サーバリックス)、4価ワクチン(ガーダシル)、9価ワクチン(シルガード9)(新しいウィンドウが開きます)の3種類のワクチンが公費で受けられます。ワクチンの種類や接種年齢によって接種間隔や接種回数が異なるため、医療機関でよく相談し接種してください。
原則として、同じワクチンを3回接種することになります。(ただし、すでに2価あるいは4価ワクチンを用いて1回または2回の接種を終了した方が残りの接種を行う場合には、同一のワクチンで3回を完了することを原則としつつ、適切な情報提供のもと医師とよく相談した上で9価ワクチンを選択しても差し支えないこととされています。)
いずれのワクチンも、標準的には6ヵ月かけて必要回数の接種を行います。接種間隔が異なるため、どちらのワクチンを選択するかは医療機関でよく相談してください。
2価ワクチン(サーバリックス)
国が示している標準的なスケジュール2回目の接種は1回目の接種から1か月以上の間隔をおいて接種
3回目の接種は1回目の接種から6か月以上の間隔をおいて接種
注)2回目の接種と3回目の接種は必ず2か月半以上の間隔をおくこと
4価ワクチン(ガーダシル)
国が示している標準的なスケジュール
2回目の接種は1回目の接種から2か月以上の間隔をおいて接種
3回目の接種は1回目の接種から6か月以上の間隔をおいて接種
注)2回目の接種と3回目の接種は必ず3か月以上の間隔をおくこと
9価ワクチン(シルガード9)
国が示している標準的なスケジュール
- 1回目を接種する日が15歳未満の場合(2回の接種で完了)
2回目の接種は1回目の接種から6か月以上の間隔を置いて接種
注)1回目の接種と2回目の接種は必ず5か月以上の間隔をおくこと
- 1回目を接種する日が15歳以上の場合
2回目の接種は1回目の接種から2か月以上の間隔をおいて接種
3回目の接種は1回目の接種から6か月以上の間隔をおいて接種
注)2回目の接種と3回目の接種は必ず3か月以上の間隔をおくこと
副反応
HPVワクチン接種後には、多くの人に接種部位の痛みや腫れ、赤みなどが起こることがあります。発生頻度 | サーバリックス(R) | ガーダシル(R) | シルガード(R)9 |
50%以上 | 疼痛、発赤、腫脹、疲労感 | 疼痛 | 疼痛 |
10から50%未満 | 掻痒、腹痛、関節痛、頭痛など | 腫脹、紅斑 | 腫脹、紅斑、頭痛 |
1から10% | 蕁麻疹、めまい、発熱など | 掻痒、出血、不快感、頭痛、発熱 | めまい、口腔内疼痛、悪心、下痢、掻痒感、発熱、疲労 |
1%未満 | 注射部位の知覚異常、感覚鈍麻、全身の脱力 | 硬結、四肢痛、筋骨格硬直、腹痛、下痢 | 上咽頭炎、蜂巣炎 |
頻度不明 | 四肢痛、失神、リンパ節症など | 疲労、倦怠感、失神、筋痛、関節痛、嘔吐など | 四肢痛、リンパ節症、感覚鈍磨など |
接種対象者、接種期間
接種対象者
接種日に榛東村に住民登録がある小学6年生から高校1年生に相当する年齢の女子(標準的な接種期間は、中学1年生以降です。)注)令和4年度から令和6年度は、定期予防接種の機会を逃した方のためにキャッチアップ接種を行います。
接種期間
高校1年生相当の3月31日まで実施医療機関
県内の医療機関で接種ができます。榛東村、吉岡町、渋川市の実施医療機関は医療機関一覧(pdf 70 KB)をご確認ください。注)県外での接種を希望される方は、保健相談センターまでご相談ください。
関連情報
ヒトパピローマウイルス感染症~子宮頸がん(子宮けいがん)とHPVワクチン~(外部サイト厚生労働省ホームページ)(新しいウィンドウが開きます)
掲載日 令和4年12月18日
更新日 令和5年12月18日
このページについてのお問い合わせ先
お問い合わせ先:
健康保険課 保健予防係(保健相談センター)
住所:
〒370-3503 群馬県北群馬郡榛東村新井793番地2
電話:
0279-70-8052
FAX:
0279-55-0194